センサーサイズの違いによる影響?カメラのイメージセンサーについて知っておきたい知識!

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初めて一眼カメラを購入する人は知っておきたいカメラの知識

イメージセンサーのセンサーサイズはカメラの性能を左右する!

デジタル一眼カメラに、

画質・表現力を求める人にはフルサイズ

画質・機動性を求める人にはAPS−C

とにかく機動性を求める人にはマイクロフォーサーズ

を私はおすすめします。

デジタル一眼カメラの購入を考えている人は一度は耳にしたことがある、

カメラのイメージセンサー。

今日はそのイメージセンサーがカメラ性能にどのような形で影響するか。

デジタル一眼カメラに採用されている、

・フルサイズ

・APS-C

・マイクロフォーサーズ

をメインにお伝えしていきます。

※センサーサイズは、マイクロフォーサーズ<APS-C<フルサイズの順で大きくなります。

画角

1つ目に画角が変化します。

センサーサイズが大きい:画角が広くなり広角気味

センサーサイズが小さい:画角が小さくなり望遠気味

フルサイズの焦点距離24㎜と同じ広角画角で撮影する場合、

APS-Cであれば焦点距離16㎜のレンズ。

マイクロフォーサーズであれば焦点距離12㎜のレンズを使用しなければいけません。

その反面、フルサイズの焦点距離300㎜と同じ望遠画角を撮影する場合は、

APS-Cであれば焦点距離200㎜のレンズ。

マイクロフォーサーズであれば焦点距離150㎜のレンズで撮影できてしまいます。

このようにイメージセンサーの大きさは画角に影響します。

とくに「超広角で迫力のある風景写真を撮影したい!」という人は、

APS-Cやマイクロフォーサーズでも撮影できないことはありませんが、

やはりフルサイズのほうが有利になってきます。

ボケ量

2つ目にボケ量が変化します。

センサーサイズが大きいとより多くボケさせることができる為、

背景をぼかして人物を際立たせるポートレート撮影にも向いている言えます。

ボケ量でもフルサイズが有利にはなりますが、

APS-Cやマイクロフォーサーズでも単焦点レンズなど明るいレンズを使用することで、

十分なボケ感は得ることができます。

むしろ、ボケ量が多い事のデメリットとしてピントが合わずぼやけた写真になってしまうことがあります。

さらにフルサイズは価格が高い傾向にある為、

一概にボケ量の多いフルサイズが良いとは言えません。

階調

3つ目にセンサーサイズが大きくなると、取り込む光の量が増えます。

光の量が増えることでより多くの画像情報を得ることができる為、

白とびや黒つぶれの少ない階調豊かな写真が撮影できます。

更に細かなところまで繊細に写し出すことができるようになります。

しかし、こちらもボケ量同様、

APS-Cやマイクロフォーサーズでも明るいレンズを使用すればカバーできる部分の為、

あなたがどれほどの高画質を求めるかが大切です。

なぜなら、

マイクロフォーサーズでも普段私たちの使用しているスマートフォンに

搭載されたイメージセンサーの8倍大きな面積をもっています。

最近のスマートフォンで撮影した写真は驚くほど綺麗です。

しかし、デジタル一眼カメラがなくならないのはこういったところでまだまだ需要があるからです。

暗所性能

4つ目はセンサーサイズが大きいと暗所性能が良くなります。

夜の街中で撮影を行う際、ISO感度というもの上げて撮影するシーンが出てきます。

このISO感度を上げれば暗い場所でも明るく写真撮影ができるようになりますが、

その反面、どうしても写真にノイズが入りやすくなります。

しかし、センサーサイズの大きなカメラはその分取り込む光の量が多いこともあり

ISO感度を上げすぎずに、あるいはISO感度を上げてもノイズの入りにくい状態で撮影できます。

ただ、センサーサイズの小さなカメラでも夜間撮影を行うのが不可能なわけではありません。

こちらも同じく明るいレンズを使用したり、三脚を使用して撮影することでカバーすることができます。

その為、「夜の街並みを中心に撮影したい!」「星空を撮影したい!」ということがなければ、

暗所性能にそこまでこだわる必要はないといえます。

大きさ

5つ目はセンサーサイズが大きくなると、

カメラのボディー、レンズが大きくなります。

4つ目までの内容を見ていると「センサーサイズの大きなフルサイズは良いとろばかり!」

と思ってしまうかもしれませんが、その分ボディー、レンズが大きくなってしまいます。

「家で撮影するだけだから全然気しない!」という人は良いのですが、

デジタル一眼カメラの購入を考える多くの人は、「旅行先の思い出を綺麗な写真で残したい」

「登山へ出掛けて頂上の景色を綺麗な写真で残したい」「友達と行くカフェでおしゃれな写真を撮影したい」など、

カメラを持ち出すことが前提で購入を考える人が大半だと思います。

カメラを持ち出す場合、

APS-Cやマイクロフォーサーズなどコンパクトなカメラの方が気軽にもち運べます。

ボディーもレンズも大きいと重量もある為、自然とカメラを持ち出す機会が減り、

気づけば部屋の片隅で埃をかぶっているなんてことにもなりかねません。

そういった点でセンサーサイズの小さなカメラは初心者にとっても扱い安いカメラといえます。

まとめ

デジタル一眼カメラの購入を考えている人はまず、

カメラでどんなものを撮影したいか。

カメラをどんな形で使いたいか。

を考えてみると良いかもしれません。

私も一度は使ってみたいと思う機種、

OLYMPUSのOM-1(マイクロフォーサーズ)のように

フルサイズのカメラと同じぐらい高価で高性能なカメラも存在します。

一概にセンサーサイズでのカメラの性能を決めつけることはできない為、

カメラの使用用途と価格のバランスを考えて購入することが大切です。

ぜひ、皆さんもお気に入りの愛機を見つけて充実したカメラ生活を過ごしませんか?

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