ホンダPCX160には「アイドリングストップ機能」が標準搭載されています。
信号待ちでエンジンが自動停止し、スロットルをひねるとすぐに再始動する仕組みです。
便利そうに見える反面、「バッテリー寿命が縮むのでは?」「本当に燃費は良くなるの?」といった疑問や不安を持つ方も少なくありません。
私はPCX160を新車で購入してから2年間、アイドリングストップを常にONで使用しています。この記事では実体験をもとに、メリットとデメリットを整理し「使うべきかどうか」の答えをお伝えします。
アイドリングストップとは?PCX160の仕組み
PCX160のアイドリングストップは、一般的なセルモーター式ではなくACGスターター方式を採用しています。
これはセルモーターでギアを噛ませて始動するのではなく、発電機を兼ねたモーターで直接クランクを回す仕組みです。
そのため「キュルル…」というセル音はなく、静かでスムーズな始動が可能です。
アイドリングストップのメリット
1. 燃費の改善
ホンダ公式では「アイドリングストップを活用すれば約7%の燃料消費を削減できる」とされています。
ただし私自身は燃費改善を大きく体感したわけではなく「誤差程度」という印象です。
2. 静かさによる快適性
私が一番メリットを感じるのは信号待ちでの静けさです。
エンジンの振動が止まり、街中やロングツーリングの休憩時に「ホッ」と一息つけます。
振動による疲労感が減るだけでも、大きなメリットだと感じています。
3. 長距離ツーリングでも疲労軽減
ツーリング中に何度も信号で止まると小さな振動が積み重なり、地味に疲れます。
アイドリングストップがあると、ちょっとした休憩時間のように感じられるのです。
実際のツーリング記事はこちらで紹介しています。
アイドリングストップのデメリット
1. バッテリー寿命への影響
エンジン始動回数が増えるため、バッテリーの消耗は早くなります。
実際に「バッテリーが弱るのが早い」という声もあります。
ただ、私の場合は2年経過した今も問題なしです。
バッテリー寿命を少しでも延ばしたいなら、定期的な補充電が効果的です。
私は【メルテック 全自動パルス充電器】を使用しています。
2. 電装系への不安
「セルモーター寿命が縮むのでは?」と心配する人もいます。
しかしPCX160のACGスターター方式はセルモーターそのものがなく、旧来のデメリットはかなり軽減されています。
3. 発進時のわずかなラグ
エンジン再始動はスムーズですが、すぐ発進したい人にはワンテンポ遅れる感覚がストレスになるかもしれません。
実体験レビュー:2年間使って感じたこと
- 新車購入から2年間、常時ONで使用
- 燃費の効果はそこまで実感していない
- それよりも「信号待ちの静けさ」「振動のなさ」が大きなメリット
- 長距離ツーリング時にも疲労感が軽くなる
- バッテリーは今も元気な状態で問題なし
結論:PCX160のアイドリングストップは「快適性のため」に使うべき
燃費目的だけで見ると効果は小さいですが、快適性の向上という点では非常に大きな価値があります。
信号待ちの静けさ、ツーリングでの疲労軽減は想像以上に効果的です。
デメリットとしてバッテリー寿命の心配はありますが、日常的な使用で大きな問題は起きにくいと感じています。
私はこれからも「使う派」として、アイドリングストップを活用していきます。
まとめ
- PCX160のアイドリングストップはACGスターター方式で静かに再始動
- 燃費効果は7%程度(体感では小さい)
- 最大のメリットは「静けさ」と「疲労軽減」
- バッテリー寿命は多少早まる可能性がある
- 私自身は2年経過しても問題なし
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