一眼レフカメラやミラーレス一眼を調べていると、目にするイメージセンサー。どれを選べばいいか悩みます。
この記事ではイメージセンサーを選ぶ基準とカメラ性能への影響をお伝えします。
結論を述べると、性能を重視するのであればフルサイズ。価格や持ち運びやすさ重視であればAPS-Cやマイクロフォーサーズのカメラがおすすめです。
センサーサイズが小さくてもスマートフォンよりも鮮明な写真が撮影でき、レンズ交換をすれば写真の表現方法の幅がさらに広がります。
イメージセンサーの種類
一眼レフカメラやミラーレス一眼へ主に採用されているイメージセンサーは次の3つです。
- フルサイズ
- APS-C
- マイクロフォーサーズ
フルサイズ < APS-C < マイクロフォーサーズの順で小さくなります。
大きいセンサーサイズのカメラが向いている人

大きいセンサーサイズは下記のような人に向いています。
- 被写体を際立たせたい
- 夜でも手持ち撮影をしたい
- とにかく高画質で撮影したい
- 広範囲で撮影したい
被写体を際立たせたい
背景を大きくボケさせて被写体を際立たせた写真を撮影できます。
まったく同じ画角で撮影した場合、センサーサイズの大きいカメラのほうがボケやすくなります。これはセンサーサイズの大きいカメラのほうが焦点距離の長いレンズを使うからです。
例えばフルサイズに焦点距離80㎜のレンズを装着して撮影した画像。
マイクロフォーサーズで同じ画角の画像を撮影する場合、焦点距離40㎜のレンズを使用します。焦点距離が長い方が大きくぼけます。そのため、フルサイズの方がボケやすい写真が撮れるのです。
おしゃれなお店の料理や看板、子供が無邪気に遊ぶ姿を際立たせることで更に魅力のある写真が撮影できます。
夜でも手持ち撮影をしたい
センサーサイズが大きければ取り込める光の量が多くなるので、暗い場所で撮影した写真でもノイズが入りにくくなります。
カメラを片手に夜の街並みを散歩しなが撮影して周ることができます。
とにかく高画質で撮影したい
高画質で階調(グラデーション)豊かな写真を撮影できます。
光を多く取り込める分、画像情報も多く得られます。白とびや黒つぶれになりにくく、繊細に映し出すことができるます。
色鮮やかで鮮明な写真が撮影できる上、編集で画像の一部分を切り取っても綺麗なまま画像を残すことができます。
広範囲を撮影したい
センサーサイズが大きくなるほど画角は広角に強くなり、小さいほど望遠強くなります。
これはイメージセンサーが小さくなるほどカメラに写し出される映像が切り取られるからです。
広角で撮影すれば、その場の景色や場面といった情景を写し出せるので旅行先の思い出も鮮明に残すことができます。
小さいセンサーサイズのカメラが向いている人

- コンパクトなカメラが良い
- 価格を抑えたい
- 遠くを撮影したい
コンパクトなカメラが良い
センサーサイズが小さくなれば、ボディーやレンズのサイズも小さくなります。
出かける時も気兼ねなくカメラを持ち歩けるので、家で眠らせたままにすることもなくなります。
価格を抑えたい
センサーサイズが小さければ、ボディーはもちろんのこと交換レンズも安い傾向にあります。
初期投資を抑えれる上に、交換レンズも比較的手を出しやすくなります。
遠くを撮影したい
センサーサイズの大きいカメラよりも映像が切り取られるので、遠くのものが撮影しやすくなります。
スポーツやモータースポーツ観戦で目の前に選手がいるかのような写真を撮影することもできます。
まとめ
デジタル一眼カメラの購入を考えている人はまず、カメラでどんなものを撮影したいか。
カメラをどんな形で使いたいか。を考えてみると良いかもしれません。
センサーサイズでカメラの性能を決めつけることはできない為、カメラの使用用途と価格のバランスを考えて購入することが大切です。
ぜひ、皆さんもお気に入りの愛機を見つけて充実したカメラ生活を過ごしませんか?
コメント