なぜ3枚ディスククラッチが必要だったのか?
モンキーバハを75ccにボアアップしてしばらく経った頃、クラッチが滑っているような感触を覚えるようになりました。
特に坂道での発進やフルスロットル加速時に「エンジン回転は上がるのに前に進まない」という現象が発生。これは典型的なクラッチ滑りの兆候した。
モンキー系純正のディスククラッチでは、ボアアップによって増えたトルクに対応しきれず、駆動力が逃げてしまうケースがあります。
キタコの3ディスククラッチを選んだ2つの理由
理由①:メーカーをキタコで統一する安心感
私のモンキーバハは、すでにキタコ製の75ccライトボアアップキットを組み付け済みです。
このキットと同時装着を推奨されているのが、同社の「3ディスクドライブユニット(強化クラッチ)」です。
また、このクラッチは88ccの「NEW STDボアアップキット」にも対応しており、将来的に排気量をアップする際にも流用可能というのも大きなポイントでした。
もちろん他社製の強化クラッチもありますが、メーカーを統一することで適合性・整備性・品質面での安心感が得られると判断し、キタコ製で統一しました。
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理由②:ハイギアレシオが選べるメリット
キタコの3ディスククラッチは、一次減速比を「ノーマル」または「ハイギア」から選択可能です。
私は高速寄りの「ハイギアレシオ」仕様を選びました。
実際、8インチホイールのまま中高速域に強いセッティングを狙うには、一次側でハイギア化しておくことで、二次側のスプロケット選びも柔軟になり、チェーン長も無理なく収まるケースが多いです。
実際に取り付けて感じた効果
✅ クラッチ滑りが完全に解消
坂道や加速時の駆動力のロスがなくなり、スムーズな加速が可能に。
✅ 発進・巡航がよりシャープに
アクセル操作に対する反応が鋭くなり、走りが軽快に。
✅ 高速巡航時の安心感が向上
回転数が抑えられ、エンジンの負荷感や振動も軽減。ツーリング時の快適性もUP。
取り付け時の注意点
- エンジン右側カバーの取り外しが必要で、オイル排出も含めて中級以上の作業となります。
- クラッチホルダー工具やトルクレンチが必要なので、工具が揃っていない場合はショップ依頼も検討を。
- 作業時はサービスマニュアルのトルク値・組付け順序を厳守しましょう。
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まとめ:3枚ディスククラッチは強化必須の相棒
75cc以上にボアアップしたモンキー系エンジンでは、クラッチの強化は必須です。
特にキタコの3ディスククラッチは、「メーカー統一の安心感」と「ハイギアレシオ選択の自由度」があるため、走りの質を高めながら耐久性も向上させられる優秀なパーツです。
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