PCX160での長距離ツーリングや高速道路の走行。アクセル操作をする手首が疲れた経験ありませんか?
この記事では、1,000円以下で手首の疲労を解消する方法を紹介します。
その解消方法とはスロットルパイプの交換です。アクセルワイヤーの巻き取り径を大きくすることで、アクセルを少ない開度で全開にすることができます。(ハイスロットル化)
今回はスロットルパイプを交換する様子と交換後の変化についても紹介していきます。
スロットルパイプの比較
- 純正スロットルパイプ
- ハイスロットル化したスロットルパイプ
純正スロットルパイプ
アクセル開度を全開まで開けた時の様子です。
全閉状態から約90°の位置になります。


ハイスロットル化したスロットルパイプ
アクセル開度を全開まで開けた時の様子です。
全閉状態から約60 °の位置になります。


アクセルをこれだけ少ない開度で全開にできれば手首の疲労や握り直す動作は大幅に減ります。
ハイスロットル化の準備
PCX160をハイスロットル化するために私が準備した物は下記の2つです。
- キタコ製スーパースロットルパイプ
- グリップ

キタコ製スーパースロットルパイプ
下記の車種であれば、約30%のハイスロットル化が可能です。
- PCX125(JK05)
- PCX160 (KF47)
- PCX e:HEV(JK06)
600円程度で購入できる上に純正スロットホルダー対応の為、ホルダー交換をする必要もありません。
グリップ
純正スロットルパイプはグリップ一体型になっています。
純正グリップを再利用するには時間と労力が必要になる為、今回は新しいグリップを用意しました。
スロットルパイプの交換方法
3つのステップに分けて交換方法を紹介していきます。
- 交換前準備
- 純正スロットルパイプの取り外し
- スーパースロットルパイプの取り付け
交換前準備
交換前準備で行う作業は3つです。
- ハンドル固定ボルトを緩める
- バーエンドの取り外し
- アクセルワイヤーを緩める
ハンドル固定ボルトを緩める
ハンドルを固定しているボルト4本を緩めます。
バーエンドの取り外し
バーエンドを取り外します。真ん中のボルト緩めれば抜き取ることができます。

アクセルワイヤーを緩める
スロットホルダーに伸びているケーブルに、ワイヤーの張りを調整するアジャスターがあります。ロックナットを緩め、アジャスターを回してワイヤーを目一杯緩めておきます。


純正スロットルパイプの取り外し
スロットホルダーを開けて行きます。下から2本のビスで固定されているのでビスを外します。




ハンドル位置をずらしながらスロットルパイプを抜き取り、ワイヤーを最後に取り外します。
スーパースロットルパイプの取り付け
スロットルパイプにワイヤーを取り付けます。

スロットルパイプをハンドルへ差し込みます。
スロットホルダーを取り付け、ハンドル位置を元に戻して固定します。
最後にハンドル固定ボルトを閉め、アジャスターでアクセルワイヤーの張りを調整。新しいグリップを取り付ければ交換作業は終了です。
まとめ
PCX160の長距離ツーリングや高速走行で手首の疲れを軽減するために、スロットルパイプのハイスロットル化は有効です。キタコ製スーパースロットルパイプを使えば、600円程度で30%のハイスロットル化が可能です。
交換は簡単な3ステップで行え、特に手首の負担が減ることでツーリングの快適さが向上します。PCX160をさらに快適にしたい方には、おすすめのカスタムパーツです。
PCX160をさらに快適にする便利グッズについてもまとめてみたので、そちらも参考にしてみて下さい。
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