PCX160のタイヤ交換時期について
私のPCX160もついにタイヤ交換のタイミングを迎えました。
新車で購入してから2年、これまでの総走行距離はおよそ16,000km。リアタイヤにははっきりとスリップサインが出始め、交換が必要な状態になっていました。
PCX160はエンジンが後方にあるスクーター特有の構造のため、どうしてもリアタイヤの摩耗が早く進みます。フロントはまだ溝が残っていましたが、納車から2年経過していることもあり、ゴムの硬化や劣化のリスクを考えて前後同時に交換することにしました。
純正タイヤ「IRC SCT01」の特徴と寿命
PCX160の純正装着タイヤは、IRCの「SCT01」です。
このタイヤは街乗りからツーリングまでバランス良く使える設計で、燃費性能や乗り心地にも定評があります。
実際、16,000kmという走行距離を走れたのは十分に優秀な結果だと思います。
私のPCX160の使い方は、平日は通勤がメイン。加えて、休日には片道150km程度のツーリングに出かけることもありました。住んでいる地域は都会ほど信号やストップ&ゴーが多い場所ではなく、比較的流れに乗って走れる環境です。そのためタイヤ寿命が伸びたのかもしれません。
IRC SCT01を再選択しなかった理由
交換候補のひとつは、同じIRC SCT01でした。しかし調べてみると、以前より価格が上昇しており、以前は10,000円ほどで購入できたにも関わらず今はダンロップのSCOOTSMARTとほぼ同じ価格帯に。15,000〜20,000円程度とコスパという観点ではあまり魅力を感じなくなってしまいました。
最終的にND RUBBERを選んだ理由
最終的に選んだのは、ND RUBBER(NDラバー)のタイヤです。
購入の決め手は「コストパフォーマンス」。ダンロップやIRCと比較すると価格が抑えられており、日常的に使う通勤・買い物メインの用途では十分だろうと判断しました。
ND RUBBERというメーカーについて
ND RUBBERは1992年にタイで設立されたタイヤメーカーです。
社名の「ND」は「New Development(新たな開発)」を意味し、革新的な製品開発を理念に掲げています。
オートバイ用タイヤとチューブの製造で豊富な実績を持ち、タイ国内だけでなくインドネシアやヨーロッパなど海外にも進出。国際的な品質基準であるE-MARK(EU規格)、SNI(インドネシア規格)、TIS(タイ規格)をクリアし、ISO 9001認証も取得しています。
耐久性、グリップ性能、コストパフォーマンスのバランスに優れ、多くのライダーから信頼を得ているメーカーと言えるでしょう。
実際に届いたND RUBBERタイヤの印象


注文したタイヤが届き、まず驚いたのは梱包の丁寧さです。輸送中の変形を防ぐために内側へガイドが取り付けられており、しっかりと保護されていました。
実際にタイヤを手に取ってみると、ゴムの質感やサイドウォールの作りが思った以上にしっかりしており、安かろう悪かろうといった印象は全くありません。
また、トレッドパターンはどことなくミシュランの「CITY GRIP」に似ており、街乗りやツーリングを想定したオールラウンドな雰囲気を感じさせます。
交換作業やレビューは別記事で紹介予定
今回の記事では「購入レポート」としてまとめました。
実際の交換方法や交換作業風景については、別記事にて写真付きで紹介する予定です。
また、実際に走行した際のフィーリングやグリップ感、耐久性についても数千キロ走行後に改めてレビュー記事を公開します。
ND RUBBERを検討している方は、今後の記事も参考にしていただければと思います。
まとめ
- PCX160は走行16,000km・2年でタイヤ交換のタイミング
- 純正IRC SCT01は通勤+ツーリング併用でも十分な耐久性を発揮
- 都会ほどストップ&ゴーが多くない地域で使ったことも寿命を伸ばした要因
- ダンロップSCOOTSMARTも候補にあったが価格がネック
- コスパを優先してND RUBBERを選択
- 梱包・作り・パターンからも安心できる印象
- 今後は交換作業記事&走行レビュー記事で詳細を紹介予定
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