PCX160(KF47)の純正タイヤ「IRC SCT-001」がそろそろ寿命だったので、今回は思い切って ND RUBBERのND CITY に交換してみました。
選んだ理由は正直に言うと、安さだけです。前後セットでおよそ1万円。タイヤとしては破格の値段に惹かれて、「試しに使ってみるか」という気持ちで購入しました。
ただし、心配だったのは「安いタイヤで本当に大丈夫なのか?」という点。そこで交換直後に片道140kmのツーリングに出かけ、そのときに感じたことをまとめました。
ND CITYを選んだ理由は“価格”

ND CITYを選んだのは、性能評価や口コミではなく、とにかく価格です。
バイクのタイヤって、前後セットで2〜3万円くらいは覚悟するイメージがありましたが、このタイヤは 前後で1万円ほど。
「安いけど、本当に走れるのかな?」という半信半疑の気持ちでしたが、実際に装着してみると、良い意味で予想を裏切られる結果になりました。
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走り出してまず感じたこと

コーナーでの軽快さ
走り始めて一番最初に気づいたのは、コーナーでの軽快さです。
車体が「パタン」と気持ちよく倒れていき、自然に曲がっていく感じ。
あくまで私の感覚ですが、純正タイヤに比べて断面形状が少し尖っているような印象を受けました。
グリップの安心感
軽快さが増すと「滑るんじゃないか?」と不安になるかもしれません。
でも実際にはしっかり路面を捉えていて、安心感があります。新品のときはゴムが硬そうに見えましたが、少し走ると指で押しても柔らかさがわかり、グリップ力を信じられるようになりました。
片道140kmツーリングで感じたこと
ワインディングが楽しくなる
長距離ツーリングでも軽快さはそのままで、峠道の連続カーブでは操作がとても楽に感じました。純正よりもハンドリングが素直で、走っていて楽しいタイヤです。
高速区間でも安心
価格が安いぶん直進安定性が心配でしたが、バイパスや高速道路でも不安を感じることはありませんでした。軽快さと安定感のバランスがしっかり取れていると思います。
乗り心地の改善
もうひとつ意外だったのが、乗り心地の良さです。
小さな段差を越えるとき、純正タイヤでは「ガツン」とダイレクトに伝わってきた衝撃が、ND CITYだと少し和らぎました。タイヤのクッション性が効いているようで、長時間乗っても疲れにくく感じました。
純正タイヤとND CITYの違いをざっくりまとめると
項目 | IRC SCT-001(純正) | ND RUBBER ND CITY |
---|---|---|
コーナリング | 安定寄り | 軽快に倒し込みやすい(私の感覚) |
グリップ感 | 標準的 | 柔らかさが出て安心感あり |
乗り心地 | やや硬め | 段差をいなして快適 |
価格 | 前後で約17,000円 | 前後で約10,000円 |
コスパ | 普通 | 価格以上に満足できる |
まとめ|安いからといって侮れないタイヤ
ND CITYは「安いから買った」というだけの理由で選んだタイヤでしたが、実際に走ってみると予想以上の性能でした。
- コーナリングが軽快で走りやすい
- グリップも安心できる
- 乗り心地も改善され、長距離でも快適
- 何より前後1万円という価格は大きな魅力
もちろん、高級タイヤと比べれば差はあるかもしれません。ですが、「コスパの良いタイヤを探している」「純正から気軽に交換したい」という人には十分おすすめできる選択肢だと思います。
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