デロンギの全自動コーヒーメーカー「マグニフィカS(ECAM22112)」を使い始めて、もう1年ほど経ちました。
毎朝、豆から自動で挽いてくれて、本格的なコーヒーを手軽に楽しめる——そんな生活に憧れて購入したんです。
ただ、使ってみると「思っていたより手間があるな…」と感じることも。
ネットのレビューでは“最高!”という声も多いですが、実際に使ってみると小さな不満もあるのが本音です。
この記事では、私が1年使って感じたリアルな不便ポイントを中心にお話しします。
これから購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
私がマグニフィカSを選んだ理由

購入前はネスレの「バリスタ」や他の全自動マシンとも迷いました。
最終的にマグニフィカSを選んだ理由は、自分の好きなコーヒー豆を挽いて淹れられること。
「豆から淹れる」という手間が、逆に“こだわりの時間”になる気がしたんです。
ちなみに粉コーヒーも使えますが、私は一度試しただけで、基本的には豆オンリー派です。
デロンギ マグニフィカSを1年使ってわかった不便なところ
① 思っていたよりも本体が大きい
写真だとスッキリ見えるんですが、実際に置いてみるとけっこう存在感があります。
特に奥行きが長く、キッチンカウンターに置くと少し出っ張る印象。
しかも上に豆ホッパーのフタがあるため、上方向にも余裕が必要です。
上に棚がある場所だと、豆を補充するときにフタが当たってしまうこともあります。
② 豆を挽くときの音が意外と大きい
豆を挽くときの「ウィーン」というミル音は、朝や夜の静かな時間だと少し気になるレベルです。
とはいえ、数十秒で終わるので慣れてしまえば問題なし。
今では「ガリガリ」という音を聞くと、「あ、今日も一日が始まるな」と感じるくらいです。
③ トレイのランプが頻繁に点灯する
使い始めて一番気になったのがこれ。
コーヒー抽出後に出る水分やカスが下のトレイに溜まっていく仕組みで、5〜6杯ほど淹れると「トレイがいっぱいです」ランプが点灯します。
私はランプが点いたタイミングで洗うようにしていますが、頻度は結構多めです。
毎日洗うほどではないけど、「あれ、また点いた?」というくらいのペースです。
④ 自動洗浄(湯通し)でトレイが濡れる
電源のON/OFF時に自動で湯通し(リンス)が入ります。
清潔に保てる仕組みではありますが、カップを置きっぱなしにしておくとお湯でトレイがびしょびしょになります。
最初のころは「なんで水が出るの!?」とびっくりしましたが、今では受け皿を常に置いて対応しています。
この仕様を知っていれば、焦ることはありません。
⑤ 豆の詰まりはまったくなし
ネットでは「深煎り豆は詰まる」とか「油分が多いと滑る」といった声を見かけますが、
私は1年使っていて詰まったことは一度もありません。
中煎り・深煎り・浅煎りといろいろ試してきましたが、動作は安定。
メンテナンスさえしていれば特に心配いらないと感じています。
それでも感じるマグニフィカSの魅力
豆を挽いた瞬間の香りがたまらない
ミルが動き出した瞬間、部屋いっぱいに広がる香ばしい香り。
この瞬間だけで「買ってよかった」と思えるほど。
朝の静かな時間に漂うコーヒーの香りって、本当に癒されます。
味が安定していて毎回おいしい
ドリップ式のように味のブレがほとんどなく、毎回安定しておいしい。
ボタンひとつで同じ味が再現できるのは、忙しい朝にはありがたいポイントです。
手間よりも満足感が上回る
確かにトレイ洗いなどの手間はあります。
でも、それを上回る**“香りと味の満足感”**があります。
「ちょっと面倒だけど、やっぱりこの味じゃないと」という感じです。
こんな人には向かないかも
- 音に敏感で静かな環境で使いたい人
- 掃除やトレイ洗いを面倒に感じる人
- キッチンのスペースに余裕がない人
逆に、「手間も楽しめるタイプ」や「コーヒーを淹れる時間を大切にしたい人」にはピッタリです。
まとめ|“手間を楽しめる人”には最高の一台
マグニフィカSは、確かに音やトレイなど気になる点はあります。
それでも、豆を挽いて淹れたときの香りと味は別格。
「コーヒーを飲む」ではなく、「コーヒーを淹れる時間を楽しむ」家電です。
毎朝の一杯が、少しだけ特別な時間になりました。

 
 




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